教えて、製本マイスター!

製本・折加工相談センターでは、『こんな本を作りたいんだけど,どうすればいの?』 『こんな加工、ネット印刷では受け付けてもらえなくて...』といった個人のお客さまからのご相談でもお受け致します!些細なお困りごとでも是非どうぞ♪

手作業でのご対応もさせていただきます!

webでのご相談、絶賛受付中です!

(ホント、ご相談だけでも構いませんよー)

 

 

ゴールデンウィーク直前の今日

『A4サイズの結婚式の席次表を8折にしようとしてるんですがキレイに折れなくて困ってます。なんとか急いで折ってもらえませんか?』

こんなご相談をいただきました。

 

 

お客さまはゴールデンウィークに結婚式をされるとのことで

それは焦りますよね...

 

 

ちなみに...

A4の8折とはA4を半分にA5に2折して

またそれを半分にして、また半分にと

合計3回折ることです。

 

 

用紙はアラベールスノーホワイトの90kg。

そんなに厚い紙ではないのですが

最後3回目の折では4枚の紙を合わせて2折するために

ここがやはりキレイには折れなくなってしまいます。

 

 

今回のご依頼枚数は50枚ということもあり

機械ではなく手作業でのご対応とさせていただきました。

 

 

『手作業だと機械折のようにはキレイに折れないんじゃないの?』

そう思われるかもしれませんが

このように厚みが出てしまう折加工の場合は

手作業の方がキレイに折れることもあります。

 

 

手作業だと折位置を微妙に調整しながら折れるものの

機械折だとその微妙な調整が難しかったり。

 

 

ただ...

手作業をするにあたっては

ある程度のコツは要りますけどねっ

 

 

今回はこのような祝事のお手伝いができたことに感謝するとともに

お客さまの結婚式が素敵なものとなりますよう

心よりお祈り申し上げます!

 

 

さて、私は手先の器用さを保つために

今日も折り紙を使ってトレーニングに励みます(笑

 

製本コンサルタントもさせていただいております!

【印刷会社さまへのお知らせ】

 

全国的に製本会社が

減少傾向にあることもあり

製本部門を内製化される

印刷会社さんも年々増えてきております。


印刷から製本まで

一貫して加工ができることは

非常に大きな強みである一方

製本機械操作を始めとした

製本スタッフの技術レベルの引き上げに

頭を悩ましているというお声も多くお聞きします。

 

製本・折加工相談センターでは

製本部門スタッフの機械操作技術指導

また仕事に対する意識改革を目的とした

『印刷会社さま向けの製本コンサルタント

を始めております。

 

内容としましては

①依頼会社さまとのヒアリング(2時間)

 〈製本機械設備・スタッフ構成・日頃の業務内容の確認等〉

②相談センターでの製本作業の見学(2時間)

③依頼会社さまでの技術指導ほか(4時間)

計3日間で構成しております。

 

上記内容で費用は

150,000円〜(税別)

※交通費が別途かかることをご了承ください

またご要望に応じてのカスタマイズもさせていただきます。

 

内製化されている製本部門で

より生産性を高めたい

そんなお声にきちんとお応えさせていただきます!

 

お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください!!

http://www.seihonshikou.com/contact.html

折加工だけ依頼するには...

折加工のみでも頼めるの??

 

そんなお問い合わせも多くあります。

 

 

ネット印刷会社さんで

チラシやパンブレットと等を頼んだものの

選んだ用紙が特殊すぎたり厚すぎる場合

対応してもらえなかったり。

 

またネット印刷での依頼時に

折加工の指示を忘れてしまったりと。

(これが意外に多いですね...)

 

そんな時にこそ、お役に立ちたい!

お困り事を解決するのが、

製本・折加工相談センターですから、ね。

 

 

 

折加工のみの依頼をされる場合...

 

 

①サイズ

 展開サイズと仕上りサイズ。

 

 

②折り方

 2折や3折といった折り方です。

 また、特殊な折り方の場合は

 『○○○mm×●●●mmの展開サイズを

 1回目で△△△mm×▲▲▲mmに折って

 2回目で□□□mm×■■■mm、

 そして3回目で...』

 このようにお知らせくだされば結構です。

 

 

③用紙

 上質〈90kg〉やコート〈70kg〉といった

 紙の種類と厚みです。

 

 

④部数

 必要部数をお知らせください。

 

 

⑤ご支給いただく用紙の状態

 ネット印刷会社で印刷されて

 展開サイズに仕上がっている。

 

 または印刷はされているものの

 展開サイズには仕上がっておらず

 裁断する必要があるなど。

 

 

⑥その他

 希望納期や作業上の注意点等あれば

 お気軽にお知らせください。

 

 

弊社の問い合わせフォームに

上記6項目をご記入いただき

送信いただければご回答させていただきます。

 

また、お急ぎの方は

直接お電話くださっても結構です!

 

 

今日もお困りごと解決に全力を注ぐセンター長より。

 

 

 

 

 

 

束見本のご依頼はこんな感じで。

束見本の依頼の仕方って

どうすればいいのーーー??

 

というご相談をよくお受けするので

今回はその依頼方法を。

 

 

 

①サイズ

A4サイズとか、B5サイズとか。

そして綴じる側が

長辺なのか短辺なのかも

あわせてお知らせください。

 

規格外のサイズでも

出来る限りご対応させていただいておりますので

その場合はタテとヨコのサイズを

お知らせください。

 

 

 

②作成方法

無線綴じ、中綴じ、

またハードカバー加工など

その種類をお知らせください。

 

 

 

③仕様

本文のページ数(紙1枚、表裏で2pで計算ください)

また表紙にpp加工(ビニール加工のようなもの)

といった特殊加工がある場合は

その旨をお知らせください。

 

 

 

④用紙

表紙や本文に使用する紙を

お知らせいただくことになるのですが

紙の種類(銘柄)を

細かく指定いただくことも可能です。

ただ当社の紙の手配において

端数の購入(1枚からの購入)が

出来ない特殊紙もありますので

一度ご相談ください。

 

 

 

⑤部数

1 部からご対応いたしますのでお気軽にどうぞ。

 

 

 

上記をふまえるとこんな感じです。

①B5サイズ

②無線綴じ

③本文100p

④表紙:コート135k、本文:コート70k

⑤2部

 

 

束見本ってさまざまなカタチがあるので

仕様等でご不明点等あれば

メールではなく直接

お電話していただいて結構ですっ!!

 

 

 

ネット印刷会社さんでは

対応困難な束見本を作成し

笑顔で全国発送している

製本・折加工相談センターより

ツカミホンって?

聞き慣れないこのコトバ。

 

 

私たちのように

ドップリと(笑)この業界に浸かっていると

あたりまえのコトバですが

一般の方には「!?」ですよね。

 

 

実際は『束見本』って書きます。

 

 

冊子を作成することになった場合

お客さまに対して

事前に出来上がり冊子の

大きさや重さ、また質感等を

確認してもらうために

実際に使用する紙を取り寄せ

印刷はせずに無地の紙のままで

少部数作成する冊子のことを言います。

 

 

 

ポイントは無地の紙で作成するところ。

 

 

 

相談センターにも

『印刷はせずに無地で冊子を作りたいんです...』

こんなお問い合わせが非常に多くあります。

 

 

業界の方に向けての

束見本の作成はもちろん

無地の冊子が少部数作りたいという

一般のお客さまにも『束見本』というカタチで

ご対応させていただいております。

 

 

 

【本日のまとめ】

束見本とは無地で作成する冊子です。

少部数でもお気軽にご相談くださいね

 

 

 

以上、たこ焼きはソースより醤油派の

製本マイスターより♪

 

紙の銘柄について

いきなりですが...

 

紙の種類は

数千種類もあるそうです。

 

 

印刷をしたり文字を書くといった

『記録する』ための紙。

 

ものを包んだり、袋や箱に使う

『つつむ』ための紙。

 

水や油、汚れを

『ふきとる』ための紙など。

 

 

私が今までに

仕事で扱ってきたものは

その中でもごくごく一部で

きっと全体の1紙も

知らないと思います(失笑)。

 

 

なので、

お客さまからご相談をいただき

私の知らない紙の名前を言われたら

必死になって調べてます。

 

 

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さて...

お米に品種ってありますよね。

 

 

コシヒカリヒノヒカリ

ひとめぼれ、あきたこまち..

 

 

それぞれの品種には

味に微妙な違いがありますよね。

(あるはず...)

 

 

品種の違いからくる

美味しさの違いが

ほとんどわからない

残念なオトコですけどね

 

 

そのお米と同じく

紙にも品種(銘柄)があります。

 

 

例えばコピー用紙のような

上質紙といわれる紙の場合

 

OKプリンス上質(王子製紙)

ニューNPi上質(日本製紙)

キンマリ(北越製紙)

雷鳥上質(中越パルプ)

たいおう(大王製紙)

金菱(三菱製紙)

 

 

など、製紙メーカーによって

さまざま名前で

市場に流通しています。

 

 

当社は、本の作成に関する

ご相談をお聞きする中で

使用する用紙が『上質紙』の場合

特別に銘柄指定がなければ

入手しやすく

比較的コストを抑えられる

『ニューNPi上質紙』を手配させて

いただいております

 

【本日のまとめ】

本等の作成依頼時には

事細かな紙の銘柄指定を

当社にしてもらって構いません!

 

 

 

そんなこだわりを持つと

より素敵な魅力あるモノが

作れると思いますよ!

『紙の目』って一体なんなの?

腰痛が治ったと思ったら

今度は右肩の痛み...

加齢からくる痛みだとは

決して認めたくないセンター長です(笑)

 

 

 

今日は紙の目について

わかりやすく解説しますね

 

 

 

 

目では見えないのですが

一般的に紙はパルプという

一定方向の繊維で構成されています

 

 

 

 

たとえば、こちらのハガキ

f:id:sampole2006:20161221231115j:plain

 

かなりの厚みがありますが

このハガキにも繊維という

『紙の目』があります

 

 

 

『紙の目』を調べるには、

例えばこのように手で折ってみる...

f:id:sampole2006:20161221232242j:plain

長辺に対して

平行に折ってみると

綺麗に折れますね

 

 

 

このように綺麗に折れるということは

折線と平行に繊維が走っている

ということです

 

 

 

ちなみに

このハガキを短辺に対して

平行に折ってみると...

f:id:sampole2006:20161221232904j:plain

折れるんですが

思いのほか綺麗に折れない...

 

 

 

違うでしょー

タテとヨコで違うのわかるでしょー!

 

 

 

この『紙の目』って

意外に大事なんです!

 

 

 

紙の加工をする時は

『紙の目』を注意することで

綺麗な仕上がりが期待できますっ!

 

 

 

今回は『紙の目』を

誰でもわかるように

わかりやすく説明してみました

今後はもう少し

『紙の目』について深く説明しますね

 

 

 

紙のコトでわかないことがあれば

お気軽にお問い合わせくださいね!